ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 307字|2012.3.5|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
現金支給事業が始動
台風センドンによる洪水被害を受けたミンダナオ北部地域の被災者を対象に労働雇用省の現金支給事業が始まった。対象は、南ラナオ州カガヤン・デ・オロ、イリガン両市の被災者約千人。大半が家屋を洪水で流され、当座の小銭にも事欠いている。
同地域の最低賃金の75%に当たる1日1人215ペソを受け取り、半月にわたり被災地の残骸撤去などに当たる。作業に必要なゴム長靴、作業着、マスクなどは支給される。
同省では被災地の雇用対策を推進する一環として、カガヤン・デ・オロ市内に現地事務所を設け、ドロシー・ガベさんが所長に就任することになった。まず就業希望者の要望を聞き、雇用主側との調整に当たるという。(28日、ブレティン)