「下院報告で立件する」 超法規殺人で司法省
司法省のバスケス次官は13日、下院公聴会で、下院が正式に報告書を当局に提出するか、個人からの告発状の提出があれば、ドゥテルテ前政権期の麻薬撲滅政策(麻薬戦争)下で発生した超法規的殺人問題について、捜査・立件を開始すると述べた。下院公聴会では、元国家警察高官のロイナ・ガルマ氏が、容疑者殺害数に応じて報奨金を与える「ダバオ・モデル」を全国に拡大するよう、ドゥテルテ前大統領から指示を受けていたと証言。前大統領の超法規的殺害への関与を示す証言が出てきたことで、ドゥテルテ氏が国内刑事手続きにより立件される可能性も取り沙汰されていた。