ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 327字|2007.5.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
怒るのは当たり前
イロイロ州中部カリノグ町で地元「アクション・ラジオ局」のホフレニャ記者が統一選の投票日前、町長選の候補者が急病になって入院といううわさを確認しようと、選挙事務所を訪れた。すると、出てきた支持者の男性二人がうむを言わさず同記者の首をつかんで事務所内に引きずり込むと、「うちの候補者とのインタビューを放送しないと殺すぞ」と脅迫、そのまま二時間近く監禁されてしまった。
どうやら、ラジオ局が入院情報を未確認のまま流してしまったのを、同候補者陣営が対立候補に利用されて悪意の宣伝をしたと判断、激怒していたらしい。同記者は解放されてから、この支持者二人を監禁罪容疑などで告訴した。しかし、情報を確認せずに流したラジオ局も随分、乱暴な話。(17日・ブレティン)