財務管理スタートアップのパックワークスによると、国内の「サリサリストア」と呼ばれる雑貨屋での消費者による一月当たりの平均支出額が2024年には689ペソと、22年の同800ペソ、23年の同781ペソと2年連続で減少傾向にあることが分かった。24年にはインフレ率が3.2%と政府目標内に収まっていたものの、サリサリストアにおける消費者の購買力の向上にはつながっていない。地域別でみると、イロコス地域が平均支出額が前年比31%減の570ペソと落ち込みが最大で、次いで首都圏が同28%減の702ペソ、東ビサヤ地域の25%減(508ペソ)が続いた。逆に支出額が大きい地域はカラバルソン地域(1027ペソ)とミマロパ地域(1237ペソ)だった。しかし、サリサリストアの利用回数は逆に月平均18回と、23年度の15回から増えた。また、地域別でもイロコス地域が同26回と最多で、次いでサンボアンガ半島(25回)、ビコール地域(20回)と多かった。(20日・マニラタイムズ)
サリサリストアでの支出 月額平均689ペソに下落
2025/5/21
経済