中央銀行によると、4月単月の国際収支は26億ドルの赤字となり、前月3月の19億7000万ドルを上回り、今年1月に記録した40億8000万ドル以来、3カ月ぶりの高水準の赤字となった。前年4月は6億3900万ドルの赤字だった。政府が対外債務返済や歳出に必要な資金を外貨準備高から取り崩したほか、為替市場におけるペソ安介入を行うために中銀が保有ドルの売却を進めたことが、4月の国際収支赤字を拡大させた。1~4月では55億2000万ドルとなり、前年同期に記録した4億100万ドルに比べ赤字幅が13倍超拡大している。この赤字幅は2022年1~4月期に記録した72億ドルの赤字幅以来、3年ぶりの高水準。国際収支の中でも、貿易収支の赤字幅が今年1~3月期に127億1000万ドルまで拡大しており、前年同期の112億6000万ドルからさらに増加しており、国際収支赤字に拍車をかけている。(20日・スター)
4月国際収支 26億ドル赤字
2025/5/21
経済