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　中部ビサヤ地方セブ州を流れるブトアノン川の汚染がひどくなり、環境天然資源省はこのほど、川を再生させるための行政命令を出し、浄化作業に早急に着手するよう求めた。

　ブトアノン川の流域にある同州セブ市とマンダウエ市は人口が急増、生活排水が大量に川に流れ込んでいるほか、近くに工場地帯もあり、汚染度を示す生物化学的酸素要求量が許容レベルをはるかに超えている。

　また川の堤防に不法占拠民が住んでいて、汚水などを川に垂れ流ししているのも急激な汚染の原因という。

　川の流域23キロの１５００ヘクタールと33の自治体が行政命令の対象となり、協力して浄化を進めていくことになった。（28日・インクワイアラー）