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　ミンダナオ地方南サンボアンガ州を流れるビタリ川の流域保全のため、鉄の鉱山を地元で経営するアトロマイニング・ビタリ社が、アカシアとマホガニーの計３千本分の種を川岸沿いに根付かせて植林することになった。

　同社はビタリ村の役場、植物学者、環境保護運動の人々と協力し、自然を守る活動をこれまで３回行っており、４回目の今度は、成長が早いとされるアカシアの木などを川岸で種から育て、緑化による環境保護に役立たせていく。雨期に水かさを増して激流となるビタリ川では岸が破壊されることが多く、木は成長すると洪水を防ぐ役割もする。

　ビタリ社のレオ・ソーサ氏は「川の自然を守るためのお手伝いを住民と協力し、これからも続けていきたい」と話している。（24日・ブレティン）