中部ビサヤも厳戒態勢
[ 326字|2013.9.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミンダナオ地方サンボアンガ市での市街地占拠事件を受け、国軍中部司令本部も9日夕から広域厳戒態勢に入った。ミンダナオ島に面する海岸線側の兵力を増強し、武装集団が、小型船などでビサヤ地方へ侵入するのに備えた。
翌10日には同司令部所属の兵200人と、国家警察中部ビサヤ地域本部の警官130人がマクタン島の空軍基地からサンボアンガへ向かった。これに先立って同基地には、9日の国軍と武装集団との戦闘で亡くなったオードリー・バナレス海軍下士官の遺体が着き、遺族や空海両軍の僚友に涙で迎えられた。
一方、サンボアンガ市を重ねて訪れたことがあるというセブ市のリカルド名誉大司教は、事件の早期終結を願って祈るよう市民に呼び掛けた。(10、12日・ブレティン)