バイへコメ初輸出
[ 325字|2013.5.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
長年にわたりコメの輸入国であったフィリピンがこのほど、中東のアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに香り米と黒米計35トンを初輸出した。コメ輸出の主役はミンダナオ中部地域。初輸出のうち、伝統的な有機農法で生産した黒米15トンはコタバト州ムラングの農家が生産した。
フィリピン政府は年内にも、コメの完全自給を達成し、コメ輸出を積極的に推進する方針だ。マニラ港で開かれたドバイ向けコメの初出荷式には、アルカラ農務長官が出席し「歴史的な瞬間に立ち会った。これから、我が国のコメ産業と農業にとって、新時代が始まる」と述べた。
農務省の中部ミンダナオ地域責任者も「フィリピン産米は良質で、世界中で人気商品になるだろう」と自信を示した。(9日、ブレティン)