ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 325字|2012.12.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
知事を汚職で告訴
ビサヤ地方東サマール州の職員11人が、コンラド・ニカルト同州知事を汚職容疑で行政監察院へ告訴した。職員らによると、ニカルト知事は2010年6月に就任以来、これら11職員の給与、諸手当などを公務員委員会(CSC)の支払い命令を無視して支給していない。CSCは11人の身分保全を昨年10月に決定、今年4月に給与などの支払いを命じたが、知事は命令に従わなかった。
職員らは「何度も給与を支給するよう求め、お願いしたが、知事はかたくなに拒否した」と説明した。給与が支給されないため、高利のローンを借りるなど「家庭は窒息状態に追い込まれた」と訴えている。11人は知事の政敵である前知事のエバルドネ下院議員に採用された経緯がある。(5日・インクワイアラー)