ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 313字|2010.9.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
「生死問わず」
ダバオ市でこのほど、警官1人が帰宅途中のバス内で6人組の強盗に射殺される事件があった。これに対し同市の治安維持に豪腕を振るうロドリゴ・ドゥテルテ副市長は「警官射殺は市への挑戦状」と激怒、「犯人たちを捜し出して捕まえろ。生死は問わない」と命令。
射殺された警官は勤務を終わり、バスで自宅に向かっていたところ、乗り込んできた強盗団のひとりが制服姿の同警官にいきなり発砲、殺害した。強盗団は他の乗客から金品を奪って逃走した。
副市長は即座に徹底捜索を指示、警官隊が強盗団の首領ら3人を射殺。副市長は残る3人も必ず見つけ出すよう求め、さらに「生死は問わない。逮捕すれば報償も出す」と檄(げき)を飛ばした。(8日・サンスター)