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　グリャス下院議員＝セブ州一区＝は来年度の政府予算で貧しい私立高校生への授業料補助が大幅に拡大、二十九億ペソ（七十一万千七百五十人分）が盛り込まれたと明らかにした。今年度比五億ペソ増（約十万人分）という。

　セブ州は都市圏を中心に人口が増えているのに公立高校の数が少なく、やむなく私立高校に進学するケースが増えている。一方、私立高校側は高い授業料が壁となって生徒数を確保できず、さらに授業料を上げざるを得なくなる悪循環現象が起きている。

　このため政府が私学教育支援計画の一環として授業料補助策の強化を打ち出していた。貧しいながら私立高校に進学した生徒に年間一人四千ペソの授業料補助金を付与、高校進学を促進するのが狙い。（22日。スター）