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　台風ヨランダ（30号）通過時の混乱に乗じて、ビサヤ地方レイテ州タクロバン市の拘置所を脱走した男性１人が21日、セブ州マンダウエ市内で再逮捕された。国家警察によると、男性は20日午後２時ごろ、タクロバン空港から輸送機Ｃ１３０に乗り、セブ州に逃亡した。

　同空港には、被災地支援で自衛隊のＣ１３０機も離発着しているが、自衛隊機は20日、首都圏パサイ市のビリヤモール空軍基地と同空港を１往復しただけで、セブ州には飛び立っていない。男性は、比国軍や米軍など別のＣ１３０機に乗り、逃亡したとみられる。

　英字紙スター電子版の22日付報道によると、男性は遺体から盗んだ現金６千ペソを持って、タクロバン市から逃亡。マンダウエ市内の宿泊施設で身を隠していたが、施設のオーナーが警察に通報し、再逮捕された。