食事切り詰め、かつかつの生活 防疫措置から7カ月 マカティ市テヘロスの住民
[ 1463字|社会 (society) ] 有料防疫措置が敷かれてから7カ月経ち、マカティ市テヘロスの住民は、食事を切り詰め、かつかつの生活を送っていた
![写真(上)最低限の必需品で埋まった3畳ほどの部屋。ジョビリン・セルバンテスさん(中央)とエドラリンさん(右)ら。写真(下)「パトンパトン・バハイ(重なり合った家)」と呼ばれる上階に増築されたコミュニティー=20日午前11時半ごろ、首都圏マカティ市テヘロスで岡田薫撮影](/image.php?file=254156l.jpg&pass=a3621711a79c8e1f46c6614557d362c6)
首都圏やルソン地方全域に防疫強化地域(ECQ)が敷かれてから7カ月経った。国の経済の中心を担う首都圏マカティ市にあるバランガイ(最小行政区)テヘロスを筆者が20日に訪れたところ、住民たちは食事を切り詰め、かつかつの生活を送っていた。現地で「パトンパトン・バハイ(重なり合った家)」と呼ぶ、ポンテ通り沿いの木造トタンぶきの家が4階の高さまで増築され、連なる一角には、約150〜200世帯の貧困層が生活しているという。