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8月23日のまにら新聞から

派閥対立再燃か

 [ 1558字|政治 (politics) ] 有料

内務長官の後任人事めぐり、ロハス運輸長官派とビナイ副大統領派の対立再燃か

 軽飛行機墜落事故で死亡したロブレド内務自治長官の後任問題を契機に、現政権内の派閥対立が再び表面化する可能性がある。派閥は、前回副大統領選(2010年)でロハス現運輸通信長官を支持した「バライ・グループ」と、ビナイ副大統領を支持した「サマール・グループ」。政権発足後、次期統一選(13年)や次期大統領選(16年)を見据えた主導権争いを水面下で続けてきた。内務長官ポストは、集票マシンとして機能し得る自治体や国家警察を統括し、選挙で「強み」を発揮する。両派閥がポスト確保を目指すのは必至で、アキノ大統領のバランス感覚が再び問われそうだ。