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　日本の外務省はこのほど、世界各国の在留邦人統計（在留届ベース、二〇〇二年十月現在）を公表した。フィリピンの在留邦人総数は前年比一・七％減の九千九百六十七人で一九九四年以来、八年ぶりに前年を下回った。長期滞在者（三カ月以上滞在の非永住者）は同三・三％減の八千三百九十一人。永住者は同八・二％増の千五百七十六人と順調に伸び、アジア地域で三年連続のトップだった。在比日本大使館は「日本経済の低迷を反映して民間企業が日本人駐在員を減らしている。家族を日本に残し単身赴任するケースも増えており、これらが全体数の減少につながった」と話している。