洪水制御事業を巡る建設業者と政府官僚との癒着や汚職問題が議会の聴聞会や閣僚の辞任に発展する中、フィリピン建設業者認定委員会(PCAB)のハーバート・マティエンゾ委員長が3日、「一身上の都合」で辞表を提出し、ロケ貿易産業相が受理した。同委員会の幹部らの人事再編をマルコス大統領が最近命じていた。一方、同委員会は同日、建設請負業を幅広く経営する実業家で5月のパサイ市長選に立候補して敗れたサラ・ディスカヤ氏が所有するか経営する建設会社9社の建設請負業免許をはく奪することを盛り込んだ委員会決議75号を承認した。ディスカヤ氏が経営する建設会社が請け負った洪水制御事業で、深刻な不正や汚職が起きている可能性があるとして政府機関や議会などによる調査対象となっていた。(4日・インクワイアラ―)
比建設業者認定委員長 辞表を提出
2025/9/5
経済
