首都圏サンフアン市の商業施設、グリーンヒルズで５月28日、レストランの外で外国人の宝石商が５人組に誘拐される事件が発生した。５人組は宝石商を車に無理やり乗せて暴行を加え、100万ペソ相当の人工ダイヤモンド製品や現金13万ペソを奪い、「もう二度とフィリピンに戻って来るな」と言いながら解放した。通報を受けた首都圏警察サンフアン署の警官が捜査を行い、監視カメラの映像などからマニラ市サンアンドレスブキッドに住む男ら３人の身柄を拘束、ブラカン州で犯行に使われた車も押収した。警察の調べに対し、容疑者らは被害者が他の業者よりかなり安価に宝石を販売していたため犯行に及んだと動機を説明しているという。（１日・パンマサ）