砂糖規制庁(SRA)によると、2024~25収穫年度(昨年9月~今年8月)の砂糖生産量が6月8日現在ですでに201万5000トンとなり、214万3000トンを記録した2019~20収穫年度以来となる200万トン超えとなった。8月までにはさらに生産量が230万トンと国内の需要量を完全に賄える水準まで拡大する可能性があるという。国内の砂糖生産は長らく200万トンを超えていたが、2020~21年収穫年度に182万トンまで下落し、2023~24収穫年度も192万トンにとどまるなど200トンを下回っていた。長引くエルニーニョの影響による干害などで砂糖キビ生産量が落ち込んだことが要因だった。政府は砂糖キビ生産量を拡大させるために、土壌改良や砂糖キビの多品種化、灌漑施設や機械化の促進に注力する方針。(19日・インクワイアラ―)
国内砂糖生産量200万トン超え
2025/6/20
経済