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　ミンダナオ地方コタバト市の小学生ネルビン・ラオ君(12)はこのほど、高速道路入り口でカバンを拾った。ネルビン君は落とし主をしばらく捜したが分からず、自宅に戻り母のジョセフィンさんに持ち主を見つけるよう頼んだ。

　カバンにはラップトップコンピューターや土地登記書、銀行の書類、現金５５００ペソが入っており、まもなく落とし主の女性が見つかりカバンは戻った。

　ところがこの女性がネルビン君の善行を北コタバト州知事に手紙を書いたため、知事が身元などを照会、普段から真面目で良い子であることが判明した。感激した知事は、ラオ君の大学卒業までの奨学金か、一家の生活補助金どちらかを支給すると決定、一家にとって大変な果報となった。（７日・ブレティン）