遺骨収容事業
[ 1659字|社会 (society) ] 有料盗骨被害に遭ったパラワン州内の洞くつで厚労省職員らが人骨持ち出しに立ち会い
![盗骨被害の起きたエルニド町内の洞くつに立ち入る梅原室長=空援隊公開のビデオ映像から(上)。空援隊のビデオ映像と洞くつ内の過去の写真を比べながら「比政府職員が日本の寺院から人骨を持ち出したら日本人はどう思うか」と話すパス教授=13日午後1時半ごろ写す(下)](/image.php?file=199528l.jpg&pass=5722ea3e8d1b3f6b3614faef148ec774)
ルソン地方パラワン州エルニド町の洞くつ2カ所から500〜1千年前の人骨約30柱が盗まれた問題で、遺骨収容事業を管轄する厚生労働省社会援護局援護企画課外事室の梅原一豊室長が2010年3月、日本から同町へ派遣された遺骨収集団に同行し、これら洞くつからの人骨持ち出しに立ち会っていたことが13日、分かった。収集団は、同事業を委託された民間団体「空援隊」(本部・東京、小西理理事長)が派遣し、同団体参与の山際大志郎元衆院議員や当時理事だったアルピニストの野口健氏、比国立博物館職員も現地に同行し、人骨持ち出しや柱数確認などを行った。