ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 322字|2011.10.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
紛争地域に教育支援
ミンダナオ地方の紛争地域で米国国際開発局(USAID)の教育支援プログラムが成果を挙げている。イスラム教徒自治区(ARMM)などの公立学校9校をモデル校として実施されているもので、英語、理科、数学の3教科を中心に教師と生徒の双方が対象。副読本は、USAIDが提携している財団ブラザーズ・ブラザーが提供した。
スルー州教育局の指導主事、キャナリア氏によると、これまでに不登校の児童や生徒1177人が、初等読み書きプログラムを修了した。修了者を対象に行われた認定試験では、合格率が前年の5%から13%に向上し、前年の全国平均20%にやや近づいた。今後は参加者をいかに増やしていくかが最大の課題と、キャナリア氏は話している。(6日、ブレティン)