フィリピン港湾庁(PPA)によると、今年1~6月期の同庁収入が146億7000万ペソと前年同期比14%増と順調に拡大している。国際貿易の不透明感が強まっているにもかかわらず国内各地の同期の貨物取扱量が計1億4893トンと同8%増加するなど拡大傾向が続いたほか、離島へのレジャー観光客による客船利用も堅調で、同期におけるフェリー・客船利用者数が延べ4599万人と同10%増加した。また、クルーズ船の寄港による下船客数も14万3149人と前年同期に比べて約2倍に増えている。さらに、コンテナ貨物の取扱い量も416万TEUと同11%拡大した。国内港湾施設の船舶寄港回数も34万494回と同9%増えている。同庁は今年、港湾施設の再整備事業も強化しており、上半期にはバタアン、南・北イロコス、ロンブロン、ケソン各州にある港湾施設の改修などを行った。(12日・スター)
港湾庁上半期収入 14%増の146億ペソ
2025/7/14
経済