SMグループの拡大商銀チャイナバンキングのハンス・シー会長は、ダバオに拠点を持つ実業家のデニス・ウイ氏が進めていた統合カジノリゾート施設の開発用地を含むセブ州ラプラプ市の海岸沿いの土地12.4ヘクタールの売却に向けて交渉中だと明らかにした。ウイ氏のカジノリゾート運営会社、ラプラプレジャー社(LLI)が2023年10月にチャイナバンキングとの間で31億ペソの債務の条件変更契約を結び、当該用地はチャイナバンクの抵当に移り、今年3月までにLLIが買い戻す条件を盛り込んでいた。しかし、LLIが買い戻す意向を示さず、チャイナバンク側は当該用地の第三者への売却交渉に入っているという。LLIはこの用地にセブ初の統合カジノリゾート、エメラルドベイ・リゾート・ホテル&カジノを建設する計画を進めていたが、日系カジノ運営会社のタイガー・リゾート・レジャー&エンターテインメントとの提携合意も昨年7月に破棄されている。(5日・インクワイアラ―)
SM系拡大商銀がリゾート用地売却へ
2025/5/7
経済