国家警察刑事捜査局(CIDG)と農林水産省(DA)は12日、マニラ首都圏ナボタス市サン・ラファエル地区にある倉庫2カ所を捜索し、ブラジル、中国、タイから密輸されたとみられる冷凍肉など約1000万ペソ相当の製品を押収した。合同捜査当局によると、押収された冷凍肉は異臭を放っており、保管状態も悪かったという。倉庫内から見つかった製品には、いずれも輸入関連の必要書類が揃っておらず不法に輸入したものとみられている。当局は、クリスマスシーズンを前に高まる食肉需要に便乗した組織的な密輸行為とみて、ルートの全容解明に向けた捜査を継続する。
また、国家肉類検査サービス関係者は、「保管環境が極めて劣悪であり、公衆衛生上の深刻なリスクを伴う」と指摘。押収品は腐敗の有無を確認した上で、すべて廃棄処分とする方針が示された。CIDGの関係者は、「今回の摘発は氷山の一角に過ぎない。輸入規制の徹底と監視体制の強化が急務だ」と語り、消費者に対しても非正規流通品の購入に注意を払うよう呼びかけた。(12月12日・アバンテ)




