首都圏パラニャーケ市警察は12日、米系フィリピン人医師（36、ケソン市在住）と共犯の女（51、カビテ州カルモナ在住）が、会社経営の男性から100万ペソを騙し取ったとして詐欺容疑で逮捕した。事件は11日、パラニャーケ市タンボ地区で発生した。両容疑者は、被害者の男性と100万ペソを10万米ドルに両替する取引に応じ、男性が現金を渡した際には、受け取ったことを証明する書面を作成させていた。しかし両容疑者はドルを渡さず逃走を図ったため、男性は警察に被害届を提出。警察は直ちに現場ビルに急行し、両容疑者を逮捕した。容疑者らは詐欺罪で起訴される見通しだ。警察関係者は「外貨両替詐欺の手口が巧妙化している。市民は取引相手の身元を十分確認すべきである」と警告した。（13日・ピリピノスター・ガヨン）