フィリピン漁業開発庁(PFDA)は声明を出し、ビサヤ地方東部の南レイテ州ソゴッド町に地域拠点漁港を建設する事業計画について同町との間で基本合意に達したと明らかにした。事業費や建設期間などの詳細はまだ未定だとしているが、首都圏のナボタス漁港やミンダナオ地方のジェネラルサントス漁港、およびダバオ漁港やサンボアンガ漁港などと同じ地域拠点漁港としては国内で10番目の施設となる見込み。ソゴッド町の沖合に拡がるソゴッド湾はボホール海の一部で、いわしやまぐろ、アジなどの水産物が豊富な海域で知られている。PFDAは国内の138カ所にある町単位の漁港のほか、地域拠点漁港を9カ所抱えている。これらの漁港の今年1~3月期の水産物水揚げ合計は11万9063トンで前年同期比11.6%減少している。今年2~3月期に北東季節風(アミハン)の影響が継続して強かったことから漁に出る漁師の数が例年より少なかったという。(7日・インクワイアラ―)
南レイテ州ソゴッドに 地域拠点漁港開設へ
2025/6/10
経済