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ハロハロ

2015/8/31 社会

 非常に強い台風イネン(15号)が8月中旬、ルソン島北部をかすめるように通過、ベンゲット州では大規模な土砂崩れで多くの死者が出た。土砂崩れの行方不明者10数人はまだ見つかっていないという。集中豪雨による土砂崩れの恐ろしさを、新聞1面の茶褐色のがけ崩れの写真でまのあたりにした。あらためて台風災害の恐怖を思い知らされ、自然の猛威の前に人間の力ははかないものだとつくづく思った。

 15号はその後、スピードを増して北上、九州方面に向かった。これまでのパターンでは、台風が西日本に近づくころには中心気圧が落ち始め、970ヘクトパスカル前後に勢力が衰退するが、今回の15号は違っていた。中心気圧950ヘクトパスカル前後と勢力を維持し、いったん消えかけていた「台風の眼」がはっきりし、気象予報士がわざわざテレビでそのことを指摘していた。15号は「非常に強い台風」のまま北上した。地球温暖化の進行で海面温度が上昇し、気象庁の発表した海面温度図をテレビで見ていると、九州のはるか南部海域の表面水温が通常より0・7度ほど高いという。これが台風の勢力を衰えさせない原因だった。

 15号は時速45キロであっというまに熊本県北部に上陸していた。翌日、熊本市の家内からメールが入った。30年ぶりくらいの強い台風だったという。同市中央区で瞬間最大風速41メートルとテレビが報じていたらしいが、わが家に被害はなかった。しかし、畑にある樹齢50年の高さ5メートルの梅の木3本が根本から折れたことが数日後に分かったらしい。「来年5月には梅の実を収穫しないで済むので気が楽になった」とメールにあった。(実)

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