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ハロハロ

2010/11/22 社会

 こぼれ種があちこちで芽を吹き、竹やマキ(槙)の根元で育ったものは背丈が1メートルにもなった。5年前、拙宅の庭に植えたジュズサンゴ。そして今、一つ一つの枝に天然サンゴを散りばめたかのように30粒ほどの真っ赤な実といじらしいほど小さな白い花をいくつもつけている。半日陰を好むその姿は、大輪の花を咲かせるハイビスカスやブーゲンビリアと同じ熱帯の草木とはとても思えない。どこか日本の風情さえ感じる。

 すぐ間近で見上げるマキリン。この山の雨期明けは首都圏より2か月遅い12月というが、10月中旬から山頂をよぎる雲はこれまでとは逆に、冬の北東季節風に乗って南西に流れている。11月になってバタンガス、ラグナ両州の上空で、切れた雲間から青空の広がることが多い。特に夕刻は、さわやかに澄んだ日本の秋の空を思い出させる。近くのゴルフ場では今、真っ青な空に向かって、カエンボク(火炎木)が燃えるように赤い花を咲かせている。

 読者の中にはご存知の方が多いと思うが、フィリピン語で、降っても短時間でやむ小雨を「アンブン」(AMBON)という。マキリンのふもとでは今も、日によっては二、三度、10〜20分程度、降ることがある。だが、日本の梅雨時の雨と異なり、ジメジメしたところはない。アンブンが降りやんだ空では、子供を連れて日本から戻ってきたと思われる5、6羽のツバメが高く低く舞っている。ごく断片だが、「晩秋」の南ルソンをスケッチしてみた。(濱)

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