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ジョクノ総裁が次期財務相に 経済閣僚を経験者で固める

2022/5/27 政治
次期財務相に指名されたベンジャミン・ジョクノ中央銀行総裁=2021年9月、フィリピン経済セミナーでのプレゼンテーション

ボンボン氏は次期財務相にベンジャミン・ジョクノ現中央銀行総裁を任命

 ボンボン・マルコス次期大統領は26日、次期財務相にベンジャミン・ジョクノ現中央銀行総裁を任命することを発表した。また、次期中銀総裁には元国家経済開発庁長官で現金融政策決定会合委員のフィリップ・メダリヤ氏を、貿易産業相にはアジア開発銀行で投資担当官を経験したアルフレッド・パスカル前フィリピン大学長を、公共事業道路相にはエストラダ、アロヨ両政権で公共事業道路次官を経験し、現在サンミゲルグループの高速道路部門であるSMCトールウェイズのマニュエル・ボノアン社長を就けるとしている。経済閣僚を手堅く経験者で固めた印象となった。

 ボンボン氏は会見で「経済閣僚は極めて重要で、国民が知りたがっていることだ」とし「向こう数年で比経済に何が起こるかを予想できる最善の人物を選んだ」と述べた。

 ジョクノ氏は同日、「次期財務相として、経済成長の下支えと財政規律のバランスを取れるよう力を尽くす」との声明を発表。同氏は1981年に米シラキュース大で経済学博士を取得。エストラダ政権とドゥテルテ政権で予算管理相を経験し、19年に中銀総裁就任。コロナ下で比経済を緩和的な金融政策で支えた。

 ロペス現貿易産業相も同日コメントを発表。後任となるパスカル氏について「素晴らしい人選。多岐にわたる産業での経験により、貿易産業省をより高いレベルに引き上げてくれる」とした。

 国家経済開発庁官には既にバリサカン元長官が内定。他の重要経済閣僚としては予算の執行を担う予算管理相、政府債券の発行を担う財務局長の人事が未定となっている。(竹下友章)

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