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　オーストラリアのターンブル首相は首都キャンベラで13日、シンガポールのリー・シェンロン首相と記者会見し、オーストラリアでのシンガポール軍の訓練受け入れを拡大する覚書を結んだと発表した。

　覚書では、オーストラリアは毎年シンガポール軍１万４千人の単独訓練を受け入れ、豪東部の訓練施設整備にシンガポールが約20億豪ドル（約1500億円）を投資する。

　会見で両首相は、最大の貿易相手が中国である共通点を指摘しつつ、南シナ海情勢を含め、アジア太平洋での米軍のプレゼンスが地域の安定に重要だと強調。戦略的にも米国が環太平洋連携協定（ＴＰＰ）を議会で承認することが肝要だと訴えた。（共同）