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　ミンダナオ地方ダバオ市のドゥテルテ市長が、違法薬物の密売人に対し「48時間以内に市外に退去しろ」と異例の最後通牒を発したことを受けて、ダバオ市からは密売人らの姿が少なくとも通りからは消えているという。

　ダバオ市警の広報担当者は「どれだけいなくなったか正確な数はつかんでいないが、有名な密売人の姿は市内から見えなくなった」と述べた。ドゥテルテ市長が26日に記者会見して28日午後で48時間がたったが、「見つけたら殺す」という市長の強硬な取締り方針に恐れをなして、28日から30日までのダバオ市での違法薬物逮捕者はゼロにとどまっているという。

　この間、隣りのディゴス市では違法薬物容疑で３人が逮捕された。（31日・インクワイアラー）