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　ミンダナオ地方にはいまだに電気の来ていない住宅が１２０万戸ある。ミンダナオでも大規模な水力発電が行われているラナオ湖の付近の集落も含まれ、そこでは10軒につき７軒に電気が来ていないという皮肉な状況があるという。

　カガヤンデオロ市で議会関係者などが明らかにした。電気の恩恵を受けていない住民は同地方に少なくても５００万人おり、不便な生活をしている。北部ミンダナオ地方の22の町村は電気が大方普及しているが、それ以外の地域では電気が来ていない住宅が点在しているという。

　政府は山岳地帯などの多いミンダナオ地方全域に電気を供給するという難事業に直面しており、エネルギー省は広大な地域を前に心もひるみがちという。（24日・インクワイアラー）