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　ミンダナオ地方北コタバト州カバカン町で、このほど地元の様々な民族の伝統文化や習俗を一堂に集めた大会が、州政府の呼び掛けで初めて開かれた。マノボ、バゴボ、マギンダノアン各民族などの伝統的な芸術、芸能をはじめ生活習慣や信仰などを紹介するのが狙いで、州内の各自治体の観光・教育担当者、事業者、一般参加者らでにぎわった。

　「文化と芸術を通してコタバト振興を」が、統一デーマ。主催者側のタリノメンドーサ州知事は「伝統的な文化や習俗を相互に理解し、受け入れることで初めて同じ州に生きているとの自覚を共有できる」と、２日間にわたった大会の目的を話した。

　北コタバト州が来年創設１００周年を迎えるのを記念する意味合いも込められていたという。（15日・ブレティン）