ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 316字|2012.12.24|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
超珍種クジラ発見
19日午前2時ごろ、ミンダナオ地方のコンポステラバレー州マコの浜で、村人が超珍種のクジラとして知られるアカボウクジラ(ハクジラ)の一種が打ち上げられているのを発見した。クジラは同日午前10時ごろ、死亡した。
近くに博物館を持つ米国人のダレル・ブラチュリーさんによると、クジラは体長約5メートル、体重約800キロ。死後、解剖したところ、胃にゴミが残っており、消化不良が死因とみられる。このクジラは非常に少なく、フィリピンでは1957年以来、発見の記録がない。
口先が突きだし、下あごに歯があるのが特徴で、1950年代に発見された。それ以来、浜に打ち上げられたのは、日本を含めて世界で約20頭だけ。(23日、インクワイアラー)