ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2011.10.31|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
大腸菌で汚染
ミンダナオ地方サランガ二州の漁村で水道施設が大腸菌に汚染され、非常事態を宣言する騒ぎになっている。これまでに子供3人が死亡、250人に症状が確認された。騒ぎが起きたのは、サランガニ湾沿いのチノト村で、4500人ほどの住民は、大半が漁業で生計を立てている。
科学技術省の調査チームとともに現地入りした同州保健担当官のヤサナ博士によると、村営の水道施設はあるものの、これでは住民の水需要がまかなえず、これまでも州都のジェネラルサントス市などからタンカーで水を運んでいたのが実情。
患者らと面談した同博士は、「大半が手洗いの習慣がなく、ごみも捨てほうだい」とし、村当局に公営トイレの建設を勧めたという。(25日、ビジネスワールド)