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　ビサヤ地方のボホール島で制作され、比人俳優が主演したハリウッド映画が、米国で評判になっている。「アミーゴ」で、ワシントンや、ラスベガス、シアトルなどの映画館で上映され、中には切符が完売のところもあるという。この映画は、米国の比占領初期の時代に米軍と反米ゲリラの狭間で苦悩する比人町長の姿を描いた。主演の町長役は比人男優のジョエル・トーレがつとめ、脇役陣も比人が固めた。

　米紙ニューヨーク・タイムズは、「アミーゴ」を「面白く、ためになる」と評し、ニューヨーク・デイリー・ニューズ紙は演出・台本を担当したジョン・セイレス氏のここ10年の作品の中で「最高の出来」と称賛した。米人が占領期を描いた映画は数少ない。（13日、ブレティン）