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　コタバト市の拘置所で20日未明、勾留中の16人が脱走したが、これまでに６人が捕まった。事件のため、更迭されたペドリタ前拘置所長は、さらに数人が出頭するだろうと期待を示した。前所長によると、１人は逃走途中で心不全を起こして死亡した。

　６人は、逃亡先のコタバト、ジェネラルサントス両市、マギンダナオ州スルタンクダラト町などで逮捕された。ギアニ・コタバト市長は市内37のバランガイ（最小行政区）議長を指揮して脱走犯の捜索に当たっている。

　16人は拘置所２階の獄房の鉄格子を弓のこで切り、毛布などを利用して眼下のミンダナオ・リオグランデ川に飛び降り、泳いで逃走した。直後にずぶぬれの１人が警官に挙動不審で見つかり、逮捕されている。（25日・スター）