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　ダバオ市を中心とするダバオ地域の安全度に関し、ダヤンヒラン同市議はこのほど、「中部ビサヤ地域や首都圏に比べ犯罪件数は少なく、ダバオ地域は安全」と強調した。

　同議員は、国家警察の犯罪統計（２００６年）を基に発言。それによると、殺人を含む凶悪犯罪の年間発生件数は１２４４件で、中部ビサヤ地域（３７２４件）、首都圏（３２８７件）よりもはるかに少ないという。器物損壊事件は４８６件と、首都圏の10分の１以下だったという。

　しかし、同議員は比人権委員会などが重視し、解明を急いでいるダバオ市での「超法規殺人」には、全く触れなかった。同委は、麻薬事件などに関係した犯罪者が「自警団」を名乗る集団の標的とされ、射殺されていると批判している。（９月30日・サンスター）