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　ルソン地方で起きた豚のエボラ・ウイルス（レストン株）感染事件の影響で、ミンダナオ地方で進んでいた豚肉の輸出計画が頓挫している。同地方中南部の養豚業者は比で初となる豚肉の輸出準備をしていたが、農務省当局の対応の遅れから、一部業者が計画から撤収する動きとなっている。エスコビロ南コタバト養豚業者協会長が明かした。

　豚肉輸出の目標地はシンガポール。昨年12月には輸出業者が買い付けを始める予定だった。直前になって農務省から待ったがかかった。以後、半年以上経過するが、農務省からの反応はないという。

　地元業者たちは大きな打撃を受けているとして同省に対し、ミンダナオ地方に「安全宣言」を早急に出すよう求めている。（14日・ビジネスワールド）