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　ビリラン州の大学、ナバル・インスティチュート・オブ・テクノロジー（ＮＩＴ）の学生九十四人に対する高等教育委員会の奨学金がこのほど、急に打ち切られた。昨年五月の選挙で地元選出議員が交代したことが原因らしい。

　奨学生の推薦者はエスピナ前議員だったが、チョン新議員が奨学金打ち切りを決定したという。チョン議員関係者は奨学生たちを「エスピナ奨学生」と呼び、前回選挙で前議員側の選挙監視員に雇われただけで、奨学金を授業料の支払いに充てていないと主張している。これに対し、奨学生たちは自分たちの多くが未成年で選挙に関係できなかったと主張、また、奨学金は直接、大学に交付されていたと反論している。政争のとばっちりと言うにはかわいそう。（１日・ブレティン）