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　ダバオ地方では比共産党の軍事部門、新人民軍（ＮＰＡ）の指導者、「コマンダー・パラゴ」ことレオナルド・ピタオ容疑者はかなり有名な人物だが、国軍は同容疑者がダバオ市を自由に往来していると政治家を暗に非難した。

　陸軍第七三歩兵大隊長のアンバル中佐によると、ピタオ容疑者は頻繁に同市を訪れ、地元政治家や企業家を含む支援者が提供した車両に乗り回していると述べ、「支援者は反乱活動と手を結んでいる」と言い切った。支援者の動きは探知されているとしたが、名前は明かさなかった。

　ピタオ容疑者は最近、市内パキバト地区で武装集団を率いて、携帯大手、グローブ社の中継塔を破壊しようとしたが、国軍部隊に発見されて銃撃戦の末、逃走したという。（14日・サンスター）