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11月19日のまにら新聞から

ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 322字|2007.11.19|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

寄生虫で死者続出

 北サンボアンガ州の寒村で寄生虫が巣くう魚やエビを食べた住民が四月以降で七十人死んでいることが判明した。

同州シアヤン町で淡水魚やえびを食べた人たちが次々と腹がごろごろ鳴る腹痛を起こし、やがて食事も睡眠もできなくなって死亡するという。

 同町保健担当者の調査では、学名「カピラリア・フィリピネンシス」という毛細線虫の仕業らしく、この寄生虫は人間の腸内ですべての栄養物を食べてしまうという。シヤン町長は十月以降、六バランガイ(最小行政区)では死者が出ても柩が買えない三十二世帯に扶助金を三十二世帯に支出した。厚生省係官の話では、同州民は生の魚肉を酢でしめた料理、キニラウが好物というが、対策はまだ実施されていない。(13日・インクワイアラー)

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