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ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 322字|2007.10.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

民兵徴募は失業対策

 サマール州駐屯の陸軍第五二歩兵大隊は一日、民兵組織の地域市民武装部隊(略称カフグ)六百人の訓練を同州カトバロガン市のルクバン基地で終了したと発表した。この訓練は東部ビサヤ地区での反政府武装分子に対する作戦強化の一環。同地区には北レイテ、東サマール州に駐屯する二旅団のほか、七個大隊が駐留しているが、カフグの民兵部隊は正規軍部隊がいず、比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)が浸透している地域に配置されるという。

 国軍は、民兵養成事業を軍事目的だけではなく、仕事のない民間人の暮らしを支援する活動と位置付けている。民兵は訓練を受けると、毎月、千八百ペソの手当をもらえるからだ。今後、さらに手当増額も検討されているという。(2日・ブレティン)

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