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　統一選で落選した西ネグロス州エスカランテ市のサンチャゴ・バルセロナ前市長はこのほど、比共産党の軍事部門、新人民軍（ＮＰＡ）から帰順した複数の元反政府分子を市役所職員として雇っていたことを認めたが、私兵団としてではないと強調した。

　同市長は、元ＮＰＡ要員の帰順説得は辺地での治安維持に大いに役立ったと説明、「統一選の最中に、政敵の支持者を脅すために使ったことはない」と否定した。これは同前市長の部下だった「カ・バドン」ことロメロ・アガトゥン氏が五月の選挙運動中、妻の目の前で四人組の武装集団に射殺されたため。同氏は元ＮＰＡゲリラ小隊長だったが、帰順した後、バランガイ（最小行政区）の警備担当者になっていた。（28日・ブレティン）