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　ニュージーランド陸軍司令官のジェレミア・マテパレー少将が十五日から、サンボアンガ市を訪れ、国軍のイスラム過激派、アブサヤフ掃討作戦を精力的に視察している。随員は軍人ばかり数人だ。

　「任務は実情調査です」。同少将は国軍南部司令本部長に就任したばかりのアダン陸軍中将と会談後、こう説明してから、「関係強化の任務もあります」と付け加えた。

　アダン司令本部長は、アブサヤフの首領、カダフィ・ジャンジャラニ容疑者ら指導者を無力化するのが作戦の狙いと説明、第六歩兵師団所属の部隊がマギンダナオ州タラヤン町の山中に追い詰めているところだと解説したもよう。

　同本部長はまた、テロ対策法がどうしても必要だとニュージーランド側に力説した。（19日・ブリティン）