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1月24日のまにら新聞から

ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 321字|2005.1.24|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

危険な殺虫剤が野放し

 ダバオ地区の農園では製造国でとっくに禁止された殺虫剤が三十品目以上使われている︱︱。国際組織PANの比代表を務めるロメオ・キリノ・フィリピン大学薬学部教授が警告した。その代表例が「グラモソン」の商品名で売られる除虫剤パラクアット。スイスの会社が製造、販売しているが、西欧諸国では禁止され、アジアではマレーシアも禁止している。

 同教授によると、ダバオ在住の農園労働者(24)がバナナ苗木の消毒作業をマスクなしで始めて二時間ほどで呼吸困難を起こし、死にそうになった。農園主は殺虫剤の提出を拒否したという。

 ほかに比で使われている危険な殺虫剤には臭化メチル、リンデン(別名BHC)、トリデモルフがあるという。 (17日・インクワイアラー)

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