econoTREND
[ 323字|2001.6.29|社会 (society)|econoTREND ]
□砂糖業界、果糖関税の引き上げ要望
国内の砂糖精製業者らで作るフィリピン砂糖精製業者組合(PSMA)はこのほど、政府に対し清涼飲料水などに使用される甘味料のフルクトース(果糖)の関税を現行の5%から50%に引き上げるよう要求した。現行の関税率のままでは、フルクトースの輸入が増え続け、国内の砂糖業界に与える影響が甚大であるとしている。また、同組合は、フルクトースをアジア自由貿易地域(AFTA)の特恵関税措置から除外する農業品目リストに加えることも求めている。2003年から実施されるAFTA特恵関税では、関税率を0─5%への引き下げが義務づけられている。現在、砂糖はこの重要農業品目に加えられており、現行の関税率65%から0─5%レベルへの引き下げは2010年まで猶予されている。