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[ 287字|2001.6.29|社会 (society)|econoTREND ]
□IMF、付加価値税の引き上げを求める
国際通貨基金(IMF)は現在、比政府に対し、付加価値税(VAT)の税率を現行の10%から1%引き上げて11%にすることを強く要望している。現在、フィリピンに滞在中のIMF代表団チームが即効的な税収をもたらすとして、財政収支の赤字幅削減に取り組む比政府に対し勧告したもの。消息筋によると、比政府は財源確保の方法として、証紙印紙税の引き上げ、法人や地方自治体の会計監査の強化などで100億ペソの税収増を図る案を提示したが、IMFはVATの引き上げの方が確実だとし、比政府案に同意しなかった。VATによる税収は2000年度には530億ペソと国税局の全税収の14.7%を占めている。