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　２０１３年11月に襲来した大型台風ヨランダの被災者が23日、ビサヤ地方レイテ州沿岸部での高潮対策のための堤防建設の延期を求める請願書をアキノ大統領に提出した。

　請願書を提出したのは、堤防建設が予定されている同州タクロバン市などの被災者。

　被災者は堤防建設そのものには反対ではないが、１万世帯が立ち退きを強いられる可能性もあると指摘。被災者の住宅支援を徹底した上で、堤防建設を進めるよう求めた。また、恒久的な住宅の建設が進んでおらず、生計手段を失ったままの被災者も多くいるとして、復興対策の迅速な実施をあらためて求めた。

　公共事業道路省の堤防建設計画では、同州タクロバン市からタナウアン町までの沿岸部、全長27・３キロに高潮対策の堤防が建設される。事業費は79億ペソ。